肛門科には早めに行った方がいい

誰にもバレないようにしているというわけでも無かったんですが、割と昔から痔に悩んだり悩まなかったりしていました。

というのは、そこまで症状は重くなく「う○ちの時にそこそこ痛いけど日常生活では困らないし大体2,3日で収まってるしまぁ大丈夫かな〜」という甘い考えで痔覚(自分が痔であることを自覚すること)してから今まで放置していたという意味なのですが、忘れもしない6/11(土)――ヤツは弾けました。

5月はあまり音ゲー出来てなかったし昨日も散々だったから今日はやったるぜ〜と気合入れてゲーセンに行き、3時間ばかり鍵盤をしばいた後のことです。

今日もあまり良い音ゲーが出来なかった…と反省会をしながらカゴの荷物を取ろうとしたところ…

かがめないんですよ。肛門のあたりが激烈に痛い。

肛門付近が痛いこと自体は初めてのことでは無いのですが、痛みの種類が違う。

今までは切り傷の痛みとでも言いましょうか、肛門自体に力を入れると痛みがある感じだったのですが、今回は臀部へのあらゆる刺激に対して「それ」が悲鳴を上げている。

痛みに耐えつつ鞄を拾い上げゲーセンを後にしましたが、もう家に帰るだけできつい。歩く、自転車に乗る、信号待ちで足を着く。全ての動作に痛みが伴っていました。

特に自転車の振動がヤバかったです。ちょっとした段差を登るだけで体感10倍の刺激が肛門に襲いかかる。座ってるだけでもうヤバいのでずっと立ち漕ぎでしたがそれでも揺れるたびに「ウ"ッ」みたいな声が出ていました。

間の悪いことにその日は歯医者を予約していたので泣きながら治療を受けましたが、あんなに歯医者を辛いと思ったのはそれこそ生まれて初めて歯を削られた時以来ではないでしょうか。痛んでるのは下の口の方なんですが。

帰りにボ○ラギノールを買い、帰宅するなり洗面所でそのままケツ穴に塗りたくりましたが気休めにもなりませんでした。

さりとて腹は減ったのでパスタだかなんだかを食ったのち布団に逃げ込みました。

仰向けで寝れねえ！！！

仰向けで寝ると当然（当然か？）、"それ"が布団と擦れます。横になるだけで激痛が走るって言うと相当悪い病気に聞こえますね。

あと人間って意外とお尻の穴を"キュッ"としてるんですね。身体動かそうとする時とか、普段は意識しないけど実はお尻にも力はいってるんだな～と学びました。

必然的に横向きかうつ伏せで寝るしかないのですが、これもまぁ"多少マシ"という程度で少し体を動かせば痛いです。

そんなんで寝ることもままならなかったのですが、起きていても辛いだけなので痛みを受け入れてなるべく"キュッ"とすることに集中している内に(キュッを維持してればその間は痛くない。ただし気を緩めれば再び"キュッ"の痛みが待っている)なんとか眠りに落ちることができました。

幸いなことに痛みで目が醒めるということはなかったので、土日は寝て頑張って起きて飯食って寝て…という独身男性のお手本みたいな生活でした。ちなみに痛みのストレスか食欲が爆発してました。1ヶ月くらいのダイエットの成果返せ。

言ってなかったのですが今年1月に就職してまして、でもまだ試用期間だし土日休んでなんとか月曜には…と思っていたのですが、月曜になっても治るどころか"それ"がますます育っている有様だったので諦めて病院に行くことにしました。

父親に仕事辞めること言い出す時よりも電話したくなかったのですが、上司はいい人なので「すみません…痔が…」と言うと「そうか…」と快く送り出してくれました。

あまりにも辛い自転車の10分間ののち病院に辿り着き、受付を済ませました。

初めて肛門科にかかったのですが、かなり盛況してるんですね。僕と同年代くらいの人も数人いたのでたいへん心強かったです。

1時間ばかり座る姿勢を模索していたところお声がかかり、軽い問診のあとさっそく先生にお尻の穴を見せつけることになりました。

その場には女性の看護師さんも居た(なんなら患部見せる時に肛門近く触られた)のですが、緊張とかしてる場合じゃなく痛かったので逆に早く見て！！！！！！！みたいな心持ちでした。

診断名は「血栓性外痔核」。いわゆる「いぼ痔」です。元々いぼ痔があるのは知ってたので然もありなんといった感じ。

先生が「基本は薬で自然治癒を〜」とか言い出すので「手術ってできますか？？」とドカ食い気味に聞いてその日のうちに手術をしてもらう約束を取り付けました。

手術は昼からということで、降って沸いた平日休みしか出来ないこと(銀行の住所変更)をしながら"その時"を待ちます。

指定の時間に病院に戻り、準備を済ませいよいよ処置室に向かいます。

恐らく10年ほどの付き合いがあるいぼ痔くんとの別れを惜しむ間も無く、ケツ穴に麻酔をぶち込まれました。

ちなみに痛さのピークはここでした。リアルで「っはぅッ」みたいな声出したの初めてです。

長くなったので続きはまたいずれ…(書くのか？)